5 月4日(日)晴れ 海の駅~万関瀬戸~小呂島

2008年 五島列島・対馬未分類

5 月4日(日)晴れ 海の駅~万関瀬戸~小呂島 渡海(山本・佐竹・杉山・平田・与理)
1100 出港~1700 入港
昨日早朝からの観光疲れのためゆっくりと朝食をとり、万関瀬戸の干潮時間 13 時 34 分前に通過するために 1100 マリーナに挨拶し出港、島や半島が煩雑に入り組んでいるので間違えないように注意しながら航行、それでも万関瀬戸の手前で入江に迷い込んでしまいあわてて後戻りし、瀬戸に望むが干潮時前の潮の流れ方向が、予想外れで東に向けて流れていて楽に航行、早速 写真撮影をみんな交代で行った。

万関瀬戸の東側三浦湾を抜け堤防の外に出たとたんに波と風の洗礼を受け、あわてて荒天準備に掛かった。小呂島まで 49 マイル、ジブを上げるには風の角度が悪く、また 到着時間を考量してメインとエンジンで走ることにし、精一杯走っておいしい魚を手に入れることにしていたが、残念ながら本日は「休日」にて漁が休み、鰤のしゃぶしゃぶの夕食が写真の夕食となった。外港(避難港)はわれわれだけの1隻で好きなところに係留できたので、本日は発電機を岸壁に上げて 100Ⅴでバッテリー充電しながら夕食後も二次会を楽しんだ人もいたようである。

5 月 5 日(月)晴れ 小呂島~筑前大島   渡海(山本・佐竹・杉山・平田・与理)
0830 出港~1200 入港
波は比較的に穏やかで風も軽風、機帆走にて大島に向かうが、本日の寄港地は 10 年前に寄ったきりで様子が判らず食料の買い物や風呂の情報が不明、入港すると以前に比べて立派なフェリー乗り場が出来ていた少々驚いた。港の中に波が入りそうなので面アンカーを打ち繋留し、早速 情報収集を平田君が行い慌ただしく戻ってきて 10 分後に温泉行きバスが出ますとのことで、各自風呂の用意を整えて乗車、歩くと 900 メートルの距離を車が通れる道路はかなり遠回であったが、運転手さんは釣や潮干狩りなどの観光案内しながらの退屈しない道中であった。

そこ「さざなみ館」は食事もできたし、温泉施設のおおきさもほどほどで、沢山の人でにぎわっていた。午後与理君は海の生物(食べられる物)詳しい山本君と磯に出かけて味噌汁の材料、亀の手貝、松葉貝、わかめなど採取してきた。デッキや船内で寛いでいると山口県のヨットが 4 艇入港してきたが潮が引いていて護岸は高くなっていて、係留に苦労されていたようであった。明日は下関で山本君、杉山君、平田君、与理君が下船するので、最後の夜を惜しみながらも鍋を囲んで夜も更けて行った。

5 月 6 日(火)晴れ 筑前大島~下関(下船)~姫島 渡海(山本・佐竹・杉山・平田・与理)
0500 出港~1100 下船寄港~1830 入港
遠くは春霞であるが、本日も良い天気である。エンジン回転1800、エンジン水温 70 度、油圧 5.5、北九州市の風車が 11 基並んでいる近くをゆっくりと通り過ぎ、関門海峡に入る。今日も関門海峡は通行る船舶が多い中航路を横切り下関側に、大潮で転流前 1 時間の逆潮でなかなか思うようには走れないが何とか関釜フェリーに乗り場横の岸壁にタッチ・アンド・ゴーで 4人を下船させ関門橋に向かう。

この後下船した 4 人は国際埠頭
とは知らないで、ガードマンに捕まり危うく拘留されるところで有ったとのこと、4 人の中に小学生が居たおかげで開放されたとの後日談。門司の岸壁には昨年と同じように帆船が子供の日に合わせて帰港していたのか、タグボートに引っ張られて離岸の最中であった。
橋の下をくぐり抜けたあたりで転流となり何時ものスピードに戻り、本線航路の右端をたどりながら姫島に向かう、途中帆船海王丸が悠々と追い抜いてゆく。姫島は西側から南に回りこんだが結構な向い潮で3~4 ノットに落ち寄港予定の東漁港に着いたのは 1830 で係留してから温泉に急ぎ足で駆けつけ、1900 閉店になんとか間に合い、二人ともすっきりして艇に帰り着いた。出かける前に通りかかった漁師さんに、魚が手に入らないかなと相談していた漁師さんが魚をとどけてくれたが、前回の時よりずいぶん高額な金額を提示されてチョット驚いて思わず「エー」と声をあげたら 4 割も安くなったが、それでも高い。魚の価値を判らずに誰か法外な値段を払ったヨット乗りが居たのではないかと思ってしまった。

関門海峡で出合ったヨット達

5 月 7 日(水)晴れ 姫島~大黒神島 渡海(佐竹)
0900 出港~1400 投錨
本日は遅めに出港し、現実の社会に復帰するめの準備と体調を整えるために大黒神島にアンカーリングし、休養することとした。

アンカーリング後ゴムボートを降ろして砂浜にボートを引き上げ、露天風呂の水が確保できるかチェックすると良い天気が続いたせいか、水量が不足していることが判明、本日 風呂は諦めることにした。近くを散策すると猪が餌の赤カニを探す為に石垣を数箇所壊していたり、周りの段々畑のあとの石垣をほじくり返してその石がごろごろと転がり落ちていた。草刈と石垣の補修を兼ねたブートキャンプの企画が必要である。満月に照らされた海面は鏡の様で、本日もぐっすり眠ることが出来そう。

5 月 8 日(木)晴れ 大黒神島 渡海(佐竹)
0900 出港~1330 帰港
本日もゆっくり起床し、残った食料でありあわせの朝食を食べた。筑前大島で夕食用の食材以外は購入しなかった為に殆ど残すことなく食材は使い切って保存食とインスタント食品だけとなった。母港の 4号桟橋で平田君の出迎えをうけて、今回のクルージングは終了となりました。
来年の連休クルージンを楽しみに、仕事と艇の整備を頑張ろう!

盆栽で 15 年、島に移植して 15 年大きくなりました。
艇の周りに沢山の河豚の稚魚

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