小豆島を折り返し点として、愛媛・香川・岡山・広島の海の駅(一部除く)をめぐりました。極力セーリング移動できるよう一日15マイル前後ののんびり航程です。
《廿日市~ゆたか》5/1 7:00~11:00
微風快晴。セールバックも明けず快適に機走。桟橋は他にヨット1、モーターボート1
《ゆたか~今治》5/2 9:15~12:15
ウインディは9m/sの予想をしているのでワンポンで出港。御手洗の水道を抜けると7ノットのクオーター。来島に進むにつれ連れ潮アビーム8ノット。来島海峡は連れ潮がおさまる12:30頃の通過予定であったが早くついてしまったので、連れ潮5ノットで進入。最高12ノットで渦にもまれながらなんとか通過。

来島海峡を抜けると今治市側からのかなりの強風。着岸が心配でしたが係の人がもやいをとっていただき無事着岸。他に福岡のレース艇、モーターセーラーが停泊。今治は揺れると聞いていたが陸風にも関わらずかなりの揺れ具合。ホテルをとっておいてよかった。モーターセーラーの方は船内泊でなられなかったそう。


《今治~新居浜》5/3 9:45~12:45
前半は機走、後半は6ノットで帆走。ここはビジターバースではなく空きバースにビジターを入れていた。連休中とあって多くのヨットに滞在者がありお祭りムード。隣接のキャンプ場も満杯。穏やかな天候でもやいも適当に結んでいたが、夜中の12時過ぎから前線通過に伴う爆風で大揺れになり始め慌てて増しもやいをとった。揺れは2時間ほどでおさまり何とか寝ることができた。

《新居浜~仁尾》5/4 8:20~12:00
前夜の余韻が残り1~2mの波。幸いクォーターの風なので波に揺すられながらもワンポン6~7ノットで仁尾まで移動できた。数艇のビジターあり。連休中のためあてにしていた銭湯や飲食店が休み。スーパー食材とシャワーで我慢。ここは揺れずに安眠できた。


ここは夕日の名所らしい。きれいでした。
《仁尾~多度津》5/5 8:50~11:30、5/6連泊
無風の穏やかな海を機走。湾の奥深い桟橋なので揺れはなし。6日は高松の予定であったが、一日中雨予報だったので急遽連泊とした。ということで、連休中で大賑わいの金毘羅をゆっくり参拝。宇多津の温泉施設や丸亀の骨付きどり一鶴などを楽しんだ。ここは電気、水道がないが、桟橋前の居酒屋さんにポタ電の充電をお願いしたところ快諾いただき、閉店中でも店の外の電気、水道を使っていいと言っていただいた。普段からビジターに協力いただいているようだ。


《多度津~小豆島池田》5/7 7:00~11:30 、5/8連泊
クオーター~アビームで5ノット程度で走る気持ち良い風が吹いているが今日は本来の2区間約35マイルを走るので機帆走7ノットで移動。ここも湾奥で護岸で囲まれており揺れはなかったが桟橋上が漁師の作業場になっており夜の11時まで積込作業がされていた。積み込んだ鰆を夜間に高松に運ぶらしい。徒歩10分ほどのイタリアンレストランでランチし、夕方バスで土庄の温泉へ。翌日はレンタカーで島内観光。映画村と寒霞渓、オリーブ園で時間切れ。二日目は国民宿舎泊。

快晴の中ようやく折り返し点の小豆島が見えてきた。さすがにこの付近では多くのヨットを見かけた。


池田港。桟橋前には、レストラン、うどん店、ガソリンスタンド、バス停があり便利。トイレは隣接のフェリー乗り場まで徒歩5分。

《小豆島から宇野》5/9 7:50~10:20
この日は強風・雨予報。1~1.5mの波、ランニング~クオーターの風。ジブ+機走7ノットで移動。到着30分ほど前からパラパラ降出す。護岸の切れ目から波風が入るため係留した船は大揺れ、とても寝られる状況ではない。前日急遽ホテルをとっておいてよかった。桟橋近くのお気に入り温泉施設でゆっくりした。

《宇野~本島》5/10 5:30~7:10
この区間はクルージング開始前から強風予想が出ていて気になっていたが、直前のウインディでは最高19m/sを予想していた。民宿予約をしており何とか吹き始める前に移動をと夜明けの出航。幸い航行中は微風で難なく笠島港に着くことができた。昼前からは予想通り爆風となり夜明けまで続いた。島の人もこんな風は台風以来じゃと言っていた。この桟橋は、修理中だったが昨年4月に完成し3000円に値上げされている。東寄りの風の際は波風入りそう。早く着いたのでゆっくりと島内散策し、一棟貸しの古民家でくつろいだ。


島の南側にある本島港のビジター桟橋。予約できないが無料。フェリーの引き波がひどく、水深が浅いという話も、、


伝建地区内の民宿に宿泊。女将さん一人で切り盛りされている。
《本島~真鍋島》5/11 8:30~10:40
僅か11マイルの区間だが潮の関係で早めに出航。機走で快適に移動。大量の魚料理で有名な漁火に宿泊。店前の私設桟橋に係留。島内散策後夕食。噂通りのボリュームで食べきれないほど、、ではなくほんとに食べきれなかった。はじめに出された刺身は4~5人前かという量で、これはヤバイと思った。


漁火の料理。この後も次々に料理が出てくる。一品一品がでかい。大食いチャレンジの気分。
《真鍋島~尾道》5/12 8:30~11:30
一部帆走、ほぼ機走。他に停泊なし。日中は引き波で揺れるが、夜間は朝6時ころまで全く揺れなかった。

《尾道~大三島宮浦》5/13 9:30~14:30
尾道水道を抜けたあたりから真向いの風。時間はあるのでタック連続のセーリングで移動。はじめ4ノットから徐々に6ノットオーバーに上がり、遊びながら移動できた。他に停泊なし。


港務所の方によれば、詳細は不明だが、近々電気、水道供給が開始されると同時に値上げされるとのこと。すでにパワーポスト整備済みだが、桟橋先端付近のへんな位置にある。
《大三島~ゆたか》5/14 11:00-13:30
潮の関係でゆっくり出航。きのえ温泉付近から4~5ノットで帆走。海の駅は臨時休業でシャワー使えずがっかり。他に山口のヨット一艇、これから小豆島に行かれるらしい。

《ゆたか~廿日市》5/15 9:45~15:30
音戸まで機走。音戸以降は、3~6ノットで帆走。気持ちよく帰港できた。15日間のうち一部雨や強風の日もあったが、夜間のみで済んだり行程変更でかわせたりで、全般にさわやかなコンディションに恵まれた。帰着後は、早期の梅雨前線発生で天候が悪化したこともありほんとにラッキーだった。
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