4 月29日 福江港~三井楽港
天候:晴 風力:3 走行距離39M レポート:平田 欽也
本日より、山本・杉山・平田・与理の 4 名が合流組みとなる。合流組みは昨晩、仕事をそこそこに、新幹線で博多に入り、博多港からフェリー「太古」で出港した。連休スタート前日の夜とあって船内は通路にも人が溢れかえり、まるで避難所のような様相だった。我々は事前に寝台を予約していたので、就寝前の宴会を粛々と済ませ、これからの航海を想いながら寝台に滑り込む。ゆっくりと寝ている間にもフェリー太古は五島列島を南下し、朝 9:00 に福江港に到着した。ゼーファーラーはすでに奈留島から福江港へ回航しており、無事に合流することができた。待っていた先発隊は回航中に荒天の洗礼を受けた様子で船体は塩だらけで、無精ひげがのびて海の男の顔になっていた。合流組みの 4 名が乗船するとすぐに出港し、福江島を時計回りで北側の三井楽港を目指すことにした。偶然、福江港の沖に練習帆船「日本丸」が停泊中で、海の貴婦人は五島の青い海に美しく佇んでいた。合流組みの誰かの行いが良かったのか、今日は最高のクルージング日和、「日本丸」に手を振り写真に納めると福江港を後にする。快晴で穏やかな海をセーリングしながら、新緑の緑が美しい五島列島を満喫した。15:30 福江島の北西にある三井楽港に、入港した。三井楽は遣唐使船が最後に寄航した港だそうで、現在は大きな町でないが、歴史ある懐かしい風景の商店街が残っている。そこで見つけた鮮魚店で新鮮な魚を手に入れた。今日は合流組を加え7名で賑やかなキャビン宴会となった
4 月30日 三井楽港停泊
天候:晴 風力:7 島内観光 レポート:山本 孝司
昨日の地元の人達の忠告通り早朝より南南西の風力7、マストに当たるブローで朝食のミソ汁が滑り止めマットなしではテーブルの上を滑ってゆく、出港を諦めレンタカーで島内観光とする、三井楽の町にはレンタカーが無く佐竹氏、杉山氏とで福江の三井楽レンタカーまで引き取りに行って貰う、今回乗員が7名なので軽自動車 2 台の予定だったが佐竹氏の再調査でトヨタレンタカーに 7 人乗りのイプサムが有る事が判り三井楽レンタカーを鄭重にお断りした。
三井楽港で待つ私達の前に予想外の車(7 人乗りの魚くさいハコバンでは無い)で現れたまず始めに半泊浦に住む佐藤さん宅に向かう山道を迷いながら到着すると佐藤さんは、突然車で訪れた渡海さんを見ても判明出来なかったようだ。其処には佐藤さんの築き上げた楽園のような生活ぶりが見えた。コーヒーをご馳走になり、また会う約束をしてお別れした。
昼食は平田トラベル調査によりインターネットに書き込みが唯一有る五島牛で有名な福江の「望月」に決定、店に入り五島牛では無いステーキセットを注文した、ボリューム満点の昼食を済ませた。昼食後は、コンカナ王国に行き鬼岳温泉に浸かり昨日までの疲れを癒した。
途中 前回も立ち寄った教会に寄り、洞窟の「ルルド」に日頃の行いを懺悔する。日本渚100選にも選ばれた高浜海水浴場に寄り誰もいない砂浜を眺めていると一人の若者が突然走り出し「青春の馬鹿やろーと言ったか、言わなかったか」・・・・・
今晩の食材を調達するためスーパーTSUBAKIYAで買い物アサリ、はんぺん、等買い物を済ませ船に帰る、小雨の降る防波堤の先にある船迄本日の唯一の当直佐竹氏が、車を横付けしてくれた荷物を降ろしバックで数百メートルを引き返しレンタカーを返しに福江に帰りは、今朝ほどお願いをしていたレンタカー店の従業員に送っていただく。
5 月 1 日 青方港停泊
天候:曇り(濃霧)後晴れ(黄砂) 風力:1
三井楽~青方、島内観光 レポート:杉山 義春
6:00 起床 本日の朝は洋定食。朝食を済ませ、7:40 出港。 昨夜の暴風雨は何とか治まってくれたが、濃霧のため視界 50m程度。心配したうねりと波の残りもなく、穏やかに出港。三井楽を出港後、レーダー、GPS、パソコンをフル稼働させ、針路 38度で北上。最初は与理がワッチをしていたが、途中の魚網のブイに遭遇した際に、皆に、「取り舵いっぱ~い!」、「エンジンニュートラ!」「オーパイ切れ」「手動で廻せ」と同時に指示されて、すっかりパニック。私が横から手を出して何とかブイは回避したが、与理はラットを放棄。 急遽、ワッチを交代した。久賀島を右手に見ながら、さらに、北西に進む。朝が早かったせいか、お年寄りは皆寝てしまった。欽也と二人でしばらくワッチを行う。みんな寝ているせいか10時になってもお茶が出てこない。しかたないので、自分で紅茶を入れて、昨日三井楽で入手した長崎のカステラでお茶にする。時々、日差しも出始めた。うねりも出始め、時々船を追い越していく。
結局、このワッチのまま、青方入港。11:35、昨年とほぼ同じ位置に、左舷前方にテンダーでアンカー打ちし、出船で右舷係留した。夜間は昨年と同じく北西の風が吹き、アンカー打ちが役立った。青方で、レンタカー(レンタル・アンド・リース浦 0859-52-2088)の手配を行い、近くのラーメン屋「一番」で昼食をとる。長崎なので、チャンポンを頼むがなかなか美味しかった。今のうちに、いとのこと、これあった。目的地の竜宮小島では、残念な今夜の宴会用に割烹「鉄川」の予約をとる。
レンタカーは、迎えに来てくれて、非常に親切。ガソリンも本日は日曜日で、上五島全島スタンドが閉まっているとのこと、料金にふくめますと、非常に助かりました。また 車の返却も、本日は「鉄川」で夕食と説明すると、隣の駐車場にとめておけばいも非常にたすかりました。
本日のドライバーは私が担当。レンタカーでは、乙姫様に会いに若松島の竜宮小島に出発。
途中、いくつかの橋や堤防のような端を渡って、色々な綺麗な入り江を見物。コバルトブルーの
海と春の新緑を堪能。途中、賽の河原のような、墓地もあった。目的地の竜宮小島では、残念な
がら乙姫様はいなかったが、綺麗な景色は見られました。
帰りには、島で唯一の入浴施設「奈良尾温泉センター」(0859-44-1930)に寄って汗を流し、青方に戻って、スーパーで買出しをして、今回の旅の前半のメインである「鉄川」(0859-52-2034)で宴会の開始。突き出しのキビナゴの味噌煮に始まり、お造り、茶碗蒸し、天ぷら、寿司、椀物、デザート、コーヒーと充実した美味しい食事でした。ここの料理はどれも絶品ですが、私は特に最後の椀物が特に美味しかった。一杯で幸せになるようなそんな澄まし汁でした。ビールも熱燗もしこたま飲んで、船に戻る頃には、すっかりいい気分でした。でも、船に戻って、二次会はありますが・・・。二次会に突入しつつ、明日は3時に出港らしいが、このレポートを書きつつ、二次会の酒を飲みつつ・・・・寝ます。
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