5 月2日(土) 天気:曇り風:0~3m 青方~46マイル~平戸
05:20 起床、太古で05:40到着予定の山本さんと佐竹さんを向かえにフェリー発着護岸近くに移動し二人を拾って、05:50 青方港出航。二人は、100 メートル位、五島の土を踏んだだけで、五島にお別れである。まっ、頼まれていた五島うどんやアオサなどは、我々で前日に購入しておいたのでお土産はある。一応五島に行って来たとは言える。
07:45 中通島の西を北上、風が弱いせいか島から霧が這い出してくるような幻想的な景色。北端の津和崎鼻で針路を東に。このまま、東南東に向かい平戸島の南端から北上して平戸に向かうのかと思ったら野崎島の南端で北東に転舵。野崎島(無人島)にある(旧)野首教会を海から眺めていくとのこと。
誰かが、「世界遺産なんだから」と言っていたが、よくよく調べると、「世界遺産候補」であり、しかも長崎の教会郡の1つとして含まれているってことのようです。
9:20 野崎島の南東側から(旧)野首教会を眺めながら通過。生月島の東を目指して、針路を北東に。生月島と平戸島の間にかかる生月大橋は塗装などのメンテナンスをしていた。ワイヤーのつり橋ではないが、細い骨材を使った美しい橋です。
12:25 橋を通過。そのまま北東へ。平戸島の北端を回って南下し平戸港へ。平戸市役所 観光課(095-022-4111)に電話して、繋留の予約。桟橋は2つあるが、手前は既に予約されていた。夕方にはヨットが3艇繋留していた。
14:20 平戸港の一番奥の桟橋に舫いをとる。港に隣接する公園内の観光ガイド事務所で入港手続きをする。なんと繋留料は無料である。桟橋は2つあるが、手前は既に予約されていた。夕方にはヨットが3杯繋留していた。
平戸は久しぶりなので、いざ観光へ。古い通りや井戸の跡などを見ながら、平戸オランダ商館へ。平戸オランダ商館は、1609年に江戸幕府から貿易を許可された東インド会社が、平戸城主松浦隆信公の導きによって平戸に設置した、東アジアにおける貿易拠点。2011年に復元工事が完成し観光の目玉になっております。
次に松浦史料博物館を見学。旧平戸藩主松浦家と平戸の歴史に関する史料を収蔵した博物館です。江戸時代に平戸から江戸まで40日ほどかかっていたといわれる「東海道並びに航路の海図」は、横に長~く描かれた絵巻で、見る価値ありです。
観光はそこそこに、国際観光ホテル旗松亭の、最上階にある露天風呂に入る。洗い場は寒かったが、港が一望できる実に景色のいい露天風呂であった。平戸オランダ商館の受付のお姉ーさんに聞いておいた、地元の人お勧めの美味しいお店「大徳利(おおどっくり)」へ。かなりの人気店らしく、18:00 前にもかかわらず殆ど満員。最後の一部屋が4人掛けの座敷でしたが、なんとか6人お願いしました。
でも、6人でも十分にゆったり座れました。御膳を頼むとテーブルに載りきらないので、単品でとのこと。今回、平戸に寄った目当ての「うちわえび」、タコ、ヒラメ、オコゼの唐揚げ、あさり酒蒸し、などなどを堪能して、ビールや日本酒をしこたま飲んで、6名で、24,000 円と、物凄ーく リーズナブルでした。帰りに近くのスーパーで氷と食材を購入。船に戻って DVD を見ながら、ズルズル、ダラダラと2次会です。いつものように、不健康な夜が更けていく
月3日(日)天候:晴れ 風:3~7m 平戸港~23マイル~呼子港
今日は少し荒れ模様の予報で予定通り走れるかどうか判らないので、<日野さん>が急遽下船することと成った。ここ平戸でお別れ。・・・・・残念ながら予報は外れたが<用心に越したことはなし!>
0850 小雨がしょぼしょぼ降る中、昨日見学した平戸オランダ商館を左手に見ながら平戸港を出港、港沖の黒子島の左側を抜け北西に走り広瀬導流堤灯台の右側を抜け平戸瀬戸を後にする。あとは波戸岬まで一直線!呼子港波戸堤防灯台を回り込み呼子大橋に向かう、目指すは、<呼子港>東出口の船溜まり<台場の湯>前の岸壁。
1300 着岸し漁業組合に届け出ようと伺うが、事務所は休日で閉まっていた。最近護岸整備が行われたこの船溜まりには一隻の船も係留されていない。早速 目の前の<台場の湯>の湯に浸かり半日の疲れを癒す。浴槽からは眼下に係留してある我らのヨットが見える。
呼子に来ればいつも お食事処<いとう>で美味しいイカ料理を堪能していたここの大将が亡くなられ店を閉められたとのこと、今回のクルージング往路で先発隊が立ち寄った時に聞いたようだ。
夕食は、小雨の降る<呼子朝市>の通りの一本通りを抜け<歳香亭>へ、この店は先発隊が開拓した店で最近開店した女将さんを初め、アルバイトのお嬢ちゃんが愛想よく料理を運んでくれた。
今回 停泊した呼子の船溜まりの岸壁から道路を渡った敷地に直径2~3m位の FRP で作った丸い水槽が沢山あり、港の海水から循環システムが施されていた。この閑散とした港も日が暮れたころから夜明けまで漁を終えたイカ釣り船が慌ただしくイカを運び込んでいた。
沢山のイカがこの丸い水槽に蓄えられていますが<呼子イカ祭り>に訪れる観光客のお腹に吸い込まれ、連休が終わるころにはこの町のイカが一杯もいなくなっていると、前回訪れた時に<いとう>の大将から聞いたのを思い出した。
5 月4日(月)天候:曇り 呼子港~60マイル~小倉港 風:1~5m
0:700 呼子港の船溜りをでると西側に、霧で霞んだ呼子大橋が見えた。右に転舵し港の東口を出ると鷹島の磯も同じように霧で霞んで見える。博多沖の玄海島北、筑前大島<海の駅>の南沖、倉良瀬を経て一路 小倉港へ・・・・
本日は風に合わせてメインセールとジブセールに機走や、ジブセールのみの「おおちゃく」な機帆走など取り混ぜて走った。途中 合羽を着た元気で、真面目なセーラーのヨットと出会い、エンクロージャーの中にいる我々自身を顧みてちょっぴり恥ずかしい思いをしたが、手を振りながらも中年から壮年セーラーはこれで良いかと思うことにした。16:00 小倉港に着岸。
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