2012 トカラ列島クルージング その-2

2012年 トカラ列島

<指宿漁港~宝島経由~山川漁港>
4月28 日(土)~4月29日(日)晴れ時々薄曇 指宿漁港~宝島(前篭港) 158 マイル レポート:杉山

05:40 起床、06:00 出航 起きてトイレだけ済ませて、出航作業は先発組みに任せて再びバース(寝床)に潜り込む。我々 追っ掛合流組み(平田親子&杉山)は、昨日の最終便で指宿にて合流。広島駅を 19:55 発の「さくら」753 号で鹿児島中央に行き、在来線に乗り換えて指宿には 00:04 に到着。駅から徒歩15 分ほどで指宿漁港に繋留していた先発隊と合流した。皆は寝ていたが、到着後、軽く一杯やったので、就寝は 01:30 となり、出航作業は任せることにしました。本日は、種子島 CUP というヨットレースが開催されているようで、30 艇弱のヨットが山川港沖を 06:00 にスタートしています。少し霞んだ開聞岳をバックにカラフルなスピンを揚げたヨットの風景は、昔の帆掛け船に置き換えると浮世絵を思わせる。レース参加のの廣岡艇を撮影しようと探しながら機帆走で屋久島と口永良部の海峡目指して南下する。一路宝島まで158 マイルのオーバーナイトセーリングです。

帰りに寄港予定の硫黄島が噴煙を上げている

昨日購入していたサンドウィッチで朝食を済ませ、開聞岳を北西に仰ぎながら、進路を南南西へ。
0:45 佐多岬の西を通過した後で、イルカに遭遇。その後2回くらい見ましたが、屋久島方面から志布志湾に向かっているような感じでした。
昼間は全員でワッチ。南東の風5~6m、宝島に向かうには絶好の風です。外洋特有のうねりはあり時々ピッチングはするものの、穏やかなクルージングです明日以降は天気が悪くなるとのことで、デッキに積んでいる帰りに寄港予定の硫黄島が噴煙を上げている テンダーの上でしばし日光浴を楽しむ。

昼は平田シェフ特製の焼きそばです。与理は調子が悪いのか食が進みません。食べ終わったら案の定全部戻してしまいました。竹島の東を通り、屋久島の西を 14:30 に通過。 久しぶりのオーバーナイトに備えて、ワッチの組を調整。ルールは八点鐘。最初は平田親子。18:00~22:00 渡海・杉山、22:00~02:00 山口・山本 の順番です。19:30 中ノ島の南を通過。平田シェフ特製のうどんで夕食をすませ、22:10 山口・山本組にワッチ交代。バースで4時間しっかりと寝ました。02:10 与理がグロッキーなため渡海さんが、与理の代わりに次のワッチにもでるとのこと。私も一緒に付き合うことに。この時間にワッチをすると、明け方に宝島が見えてくる感動が味わえることを期待。

夕日が落ちる中ノ島

宝島は、トカラ列島の有人島では最南端の島で、島全体が隆起したさんご礁で出来たハート型をした島です。さんご礁所特有の白い砂浜とエメラルドグリーンの海のコントラストが奇麗な島です。その名の通り、昔イギリスの海賊キャプテンキッドが財宝を隠したという言い伝えがあり、財宝を隠したという鍾乳洞もあります。実際に国内外から多くの探検家や賞金稼ぎが訪れたといわれています。
05:00 宝島の東3マイル付近で朝靄の中、一艇のヨットとすれ違う。05:30 宝島到着。港の中は水深7・8mはあるが、海底がくっきり見えるくらい透明度が高い。スターンからアンカーを打ってバウ着け。ここは、港の中も珊瑚の砂なのでアンカーの利きが悪い。が何はともあれ、無事到着。
大阪から沖縄に行く途中だというヨット「aura」の秦さんとう方が先客でおられた。この船には、犬(ソフトバンクのお父さん犬と同じ種類)が相棒として乗り込んでいた。また、先ほど沖ですれ違ったヨット「ゆうゆう丸」の四宮さんという方が入港してきた。こちらも西宮から沖縄に向かう途中だという。さっき出航したが、風が上りで波も良くないので戻ってきたとのこと。
朝食を済ませて近くの海岸に珊瑚拾いに出かける。島全体が、珊瑚礁が隆起してできた島なので、海岸に転がっている石は殆どが珊瑚のかけらです。それなりに珊瑚の形を残したものがごろごろ転がっていて拾い放題である。
船に戻り本日はゆっくり休んで明日島内観光をすることに。高橋さんから差し入れの鴨スモークで一杯やりながらだらだらと夜の宴会へと続くのであった。

4 月 30(月)曇り 宝島(前篭港)島内観光 レポート:平田

本日は昼過ぎまで雨が降ったり止んだり、船内で映画を見たり時折海岸へ散歩に出かけノ~ンビリした時間を過ごす。朝食はゼーファーラー特製の和定食。鯵のミリン干しをメインに炊き立てのご飯と味噌汁をいただく。これぞ日本人に生まれてよかったと思う瞬間。食後、渡海さんが近くのエメラルドグリーンの海水浴場のトイレに行き、帰りに砂浜に投げてあった 20 センチ近くの夜光貝の貝殻を拾って帰ってきた。それを見た山口・山本組が夜光貝を手に入れるべく散策に出掛けた。しばらくすると山口・山本コンビが興奮した面持ちで帰還して来た。手には 20 センチを超える大きな夜光貝を両手に持っている。2 つは生きていて、残りの 2 つは貝殻をポカピかに磨き上げてある。

港にいた漁師さんかが近くで潜って取ったもので、珍しさから「何ですか?」と声を掛けてみたところ、気前よく譲ってくださったそうだ。今晩はこれを肴に宴会開催が速、決定する。それにしても夜光貝の貝殻は磨くと美しく、色々な柄や色が複雑に渦を巻いている様子はまるで工芸品のようだ。食する方は分厚い蓋が頑丈そうで、開けるときナイフが折れることがあるとのこと、既に漁師さんが貝柱を切ってくださっていた。貝柱は直径 5 センチ以上で肉厚もたっぷりあり、刺身やソテーで楽しむことにした。
さて、船内で杉山シェフのパスタランチを堪能していると雨もすっかり上がった様子で、乗員 6 名全員で島内観光に出かけることにした。目指すはもちろん海賊の財宝が眠っている大鍾乳洞。前籠港からは直線で 2 キロ足らずだが島の東海岸付近にあり山越えハイキングになるので、ハブ対策に長靴長袖で身をマトイいざ出発。ところが標識も少なく道に迷ってしまい、途中、島の老婆と女の子にそれぞれ道を尋ねるが案内される方向が何故か異なる。女の子を絶対指示した平田トラブルの案内により、到着まで 1 時間以上かかってしまったが、おかげで、島内をくまなく観察することができた。さんご礁で出来た島の植生は熱帯雨林で牧場や畑が島内に点在している。畑にはバナナやパパイヤが植えられており、ジャングル(ちょっといい過ぎ)を通る道端に、桑の実や木苺がたわわに生っていたのでのどの渇きを潤せた。思わぬ熱帯植物園めぐりだった。大鍾乳洞に到着したころはもうヘロヘロで、とても金銀財宝を発掘する元気は残っていなかった。天然クーラーの利いた鍾乳洞で一休みして、観音堂に手を合わせ帰路に着いた。

財宝が隠されていると言われる鍾乳洞

帰りは迷うことなく 30 分くらいで、港近くの集落まで到着し、島唯一のお店があるコミュニティーセンターに立ち寄る。営業時間は7~8時と17~18時までの一日2時間で、島の人たちも大勢集まっている。先ほど道を尋ねたお婆と再会し、反省方々話しに花が咲く。店の向かいに墓所があるが石碑に刻まれている名前はどれも平田。「ここは大平田家の墓所ですか?」と聞くと、お婆は「島の人の名前はほとんどが平田で、私も平家の末裔だ。」とのこと。「私は広島から来た平田です。」と言うと、「あんたの先祖が宝島から渡ったんじゃ。」そこでお婆と親戚の契りを交わし、息子が持っていた宮島花火大会のウチワを記念に差し上げた。平家の末裔同士、厳島神社参りでいつか再会することを約束した。遠い地での平田ルーツ話に、息子も興味深く聞いていた。

船に帰り、デッキに置いていた

ゴムボート・アタリ号に溜まった雨水を利用して、それぞれがシャワーをした。デッキで裸になり、丼鉢を持って水を掛け流す姿は笑わずにはいられない。さっぱりした後、夕食は待っていました夜光貝ディナーの始り始まり。まずは夜光貝のお刺身。貝柱のところがコリコリして歯ごたえがある。以外にあっさりとした味だが噛めば噛むほど旨味が出てくる、なかなかの美味だ。続いて夜光貝と長寿草のソテー。淡白な夜光貝に濃厚味の肝がオリーブオイル炒めで合わさり、長寿草の香りが引き立ててくれる。これは絶品。これぞザ・地産地消。ここに来ないと味わえない味だ。この後、酒も肴もどんどんすすみ、昔話を昨日の時のように話しては笑い、時を忘れて楽しい宝島での時間を過ごした。クルージング最大の至福の時である。

下半分が夜光貝の刺身
夜光貝と長寿草のソテー
あちこちに有るブイを加工した植木鉢

5 月 01 日(火)曇り 宝島(前篭港)~中之島(中之島港) 54 マイル レポート:平田・杉山

6:05出航。 昨日の宴会の余韻に浸りながら舫いを解くが、なかなか体のエンジンがかからない。両隣に舫っていたヨット「aura」「ゆうゆう丸」も一足先に出港準備を始めている。両艇ともシングルハンダーで沖縄に向かうとのこと。港内で準備万端整えているあたりさすがだ、安全な航海を祈り手を振る。我が艇も準備が整い、2ポイントリーフでいざ出航。本日の目的地は中之島、北西54海里。出航時は東の風・風力7m/s、波高 1.5m、うねりが残っており揺すられる。
私と息子(与理)は船酔い予防のためキャビンに戻って二度寝を決めこんだので、ここからワッチ杉山にレポート交代・・・

低く雲が垂れ込めた宝島をあとに

ジブを1/3ほど出して多少なりともバウを安定させる。昨日作った肉ジャガがジンバルで踊っている。チョット心配だが、上り一発で目的地まで行けそうでバンクが変わる事はなさそうなので多分大丈夫でしょう。途中飛び魚の大群と遭遇、今までは1尾か数尾しか見たことが無かったのでちょっと感動。1時の方向遥かに悪石島があるが、360 度殆ど水平線で何もない、これぞ外洋クルージングの醍醐味だ。うねりと波が重なり時々船がドーンと音をたてて波飛沫を上げる。艇速もうねりの上りでは6ノット、うねりの下りでは8ノットを超える。平均して7ノットで巡航かな。

諏訪瀬島を過ぎるとうねりの波長が長くなり高さも少し高くなった。波は相変わらずで時々ドーンと音を立てながらクローズホールドで上っていく。充分に外洋クルーズを堪能して、14:00 頃中之島港入港。港の入り口には「としまフェリー」用の護岸が新しくできていた。奥に進んで繋留場所を探し漁師さんに尋ねたら、本日はもう水揚げは無いので、港北側の漁船の水揚げ場に着けてもいいとのこと。以前来た時もそうだったが、ここの漁師さんは非常にいい人が多い。着岸後、作業をしていた別の漁師さんにお願いして氷を分けていただいた。40kgで400円、バラ氷だがトロ箱一杯が入手できた。氷が切れていたので非常に助かった。

繋留作業が終了したら、徒歩で10分程度のところにある西温泉に行く。護岸の波返しを利用し屋根を掛けた造りではあるが、湯は硫黄の匂いのする100%天然温泉の掛け流しである。あ~贅沢!!船にもどり肉ジャガ丼をいただく。朝食も食べずに出発し、途中はクラッカーとビスケットしか食べていないので、本日始めての食事である。「朝昼晩ご飯」と呼ぶことにした。今回は食費が安くすむ。平田親子以外は食後それぞれバースに。一寝入りして、夜の宴会に備える。復活したら DVD と酒で盛り上がり、相変わらずの「ずるずるだらだら」。これをするためにクルージングに来たのだ。こうしてゼーファーラー夜は更けていく・・・。
5 月 02 日(水)曇り時々雨  中之島観光(中之島港) レポート:平田

本日は北西の風が強く出航を断念し、中之島観光に出掛けることにする。朝食はゼーファーラー特製和定食で、目玉焼き丼とトン汁を美味しく頂き満足満足。デッキに出てノンビリしていると、お爺ちゃんとかわいい孫さんがお散歩に来られた。世間話から港で浪人鯵を釣り上げた太公望話を始め、数々の証拠写真を携帯で見せていただき話が盛り上がる。歴史民族資料館への道順を尋ねるとわざわざコミュニティーセンターまで案内してくれて、そこから館長に電話して車で送迎する交渉までしていただいた。島の人々の温かさを感じる。

里帰りのお爺ちゃんと可愛らしいお孫さん

間もなく館長が港まで車で迎えにきてくれ車中で話をしていると、何と彼もヨットマン。東京でサラリーマンしてたが農業をしたいと思い立ち、今年の 4 月に東京から中之島に移り住んで現職に就いたそうだ。館内にはトカラ各島の成り立ち、自然、文化、暮らしが解りやすく展示されており、館長が赴任されたばかりとは思えない流暢な説明で館内を案内してくださった。トカラ列島は小さな島々だが生態系から文化まで大陸と日本を繋ぐ重要な役割をしていたことに納得。島の人々のたくましさに脱帽する。資料館を出て目の前の牧場でトカラ馬を見学した。絶滅に瀕していたが現在 20 頭まで成育することに成功しているそうで、草をあげると人懐こい目で見てくれる。小柄で愛らしい馬だ。帰りも港まで送迎してくださり、専属ガイド付きで 300 円/人の入館料は申し訳ない気がするが、それだけ島に訪れる人々を歓迎しているんだなあと感謝する。船に戻って昼食の準備。蕎麦を湯がき、すき焼き用の牛肉を煮込みの肉蕎麦を堪能した。それぞれがまったりとした島時間を過ごした後、少し早いが本日も西温泉に向った。途中の川で島の人から噂に聞いていた大うなぎに遭遇する。胴回り 30 センチもありそうな大物で南国ならではの光景だ。うなぎ話に花を咲かせながら温泉に浸かり今日も疲れが吹き飛ぶ。帰り道、西温泉の近くに永田商店に立ち寄って食材を補給。冷凍の肉類と久しぶりのアイスクリームを購入、島では食材も貴重品だ。
今晩もキャビンで宴会を開催。今日のメニューは、メンバーの八木さんからもらった自家製キャベツを使った「お好み焼きスペシャル」。杉山シェフが腕を振るって皆を楽しませてくれた。今宵もゼーファ
ーラー夜は更けていく・・・だらだらと。

漁師さんに分けてもらったコンテナ 1箱の氷 400円なり
野生のヤギ、大きいので牛のホルスタインかと思った。

5月3日(木)曇りのち晴れ 中之島(中之島港)~ 口之島(西之浜港) 12マイル レポート:山本

朝食:和定食
1100 出航を試みるが前方に漁船、後ろにスロープが有り護岸に押される強風で断念する。島の海岸線を散策する、ビロウや椰子の木パパイヤ、ゆり、ハイビスカス、紫色のつつじ等名前を知らないが色鮮やかな花が咲き乱れ南国情緒漂う家並が沢山有った、畑で作業している人と話をすると島ラッキョウのシーズンが終わっていて今からは玉葱などを植え付け自宅で消費する程度の野菜を作っているそうだ。

昼食:二色のクリームパスタ、シザーサラダ15:00 出航 17:30 入港 、西風10m 波高3m風が少し落ちたので中之島とお別れし、二時間少々で口之島に到着する。西之浜港には大型モータークルーザーや、遊漁船、シングルハンドの24fのヨットが避泊繋留していた。沖縄を目指すヨットは避泊 3 日目とのこと。早速停泊場所から徒歩で 100 歩のはまゆう荘でお風呂をいただく。ご主人は以前と変わらず元気そうでした。
夕食:豚生姜焼きキャベツのせ
風呂:はまゆう荘 300 円/人

5 月 04 日(金)曇りのち晴れ 口之島(西之浜港)~ 屋久島(安房港) 64 マイル レポート:山本

6:00 出航 16:00 入港 、北西風13m 波高3m
朝食:素麺(にゅうめん)
昼食:クラッカー
夕食:中華料理万来軒

硫黄島に向かう予定でしたが、ほぼ真正面の風と波で不調者が出てきたので、楽に走れる方向の屋久島の東側の安房港に向かう。今まで強風でデッキを洗いながら走ったが、屋久島のブランケットに入った途端嘘のように穏やかな海面になった。
安房港の繋留場所はジェットホイル「トッピー」の乗り場のまた奥にあり、大きな岩が海岸線にゴロゴロと並ぶ手前の、あまり広くない水路から入ることが出来る。この港には先に繋留していた親切なパワーボート乗りに、漁船の邪魔に成らない係留場所を指示しいただき、また 舫い綱まで取って頂いた。そして 観光地、食事処、スーパーやガソリンスタンドの電話番号まで親切に教え頂き助かりました。
湯泊温泉に行くバス停まで行く途中でレンタカー屋を見つけ交渉する。バス移動よりレンタカーの方が早く、また お安く利用できるので借りることにする。温泉に着くと、黒い岩肌の海岸に男女の区別が低い割竹でできた仕切りの露天風呂がありました。ここは男性のみ水着着用禁止と書いてあります。大海原を見ながらの入浴は海と一体感を持てる素晴らしい気持ちにさせてくれた。ちなみにこの温泉はぬるめで長く入って居られ、波にもまれた体の疲れが徐々に取れてきました。
帰り道千尋の滝により素晴らしい滝を眺めた。この滝は大きな岩と岩の間にありその両サイドの岩は、岩と言うより山でした。

安房港にて給油中
海辺の湯泊温泉
千尋の滝 左壁は一枚岩

5 月5日(土)曇りのち晴れ 屋久島(安房港)~ 指宿市山川(山川港) 54 マイル レポート:山本

6:00 出航 16:00 入港 、北~西風 3~10m 波高 1m

朝食:サンドイッチ
昼食:カップラーメン
夕食:鰹料理「ひさご」
風呂:指宿温泉ヘルシーランド露天風呂
タクシー1350 円

詰め一杯で九州佐多岬を目指す。波が穏やかで山口さんも調子が良さそうで、差し出す物は全て頂き元気だ!佐多岬手前から山川港に進路を変えアビームで帆走する、此処から与理に操船を託し山川港手前 400mまで入って行くが海上保安庁の船が繋留していたので慌てて渡海さんが操船を替わった。漁港の護岸に繋留し片付けをしていると鰹の一本釣船が隣に繋留したその船長さんに情報を聞くと風呂はヘルシーランドがお勧めで開聞岳と太平洋の眺めが最高だと言われるとおり行って見ると、本日は男湯は竹山の方で此方も素晴らしい景色を堪能出来た。
夕食は係船しているすぐ近くの日本料理店「ひさご」で、新幹線で広島に帰るメンバーと回航組の最期の夜とのことで豪華な夕食となり、一人/料理四千円予算と張り込む。食べ切れないほどの、かつおなどの魚料理から鹿児島名産の豚の角煮まで次々とでてきて大満足。

セーリングワッチ中の平田親子
大潮で土間まで潮が上がった漁市場

翌朝 山川漁港の奥にカタマランを見かけたので訪問して見た。福岡から沖縄に行くとのことだが、オーナーは福岡に帰っておられ、日本語を流暢に話されるペイドクルーはオランダ人、ヨットで日本に来て 18 年とのこと。英語を教えたり、日本にヨットで来る外国人のためのガイドなどされて居られる明るく気さくな人であった。情報交換をしたところ我々が使っている気象予報 zyGirb も知っておられたが、こちら良いですよと、Windfaider という知らなかった気象予報サイトを教えていただいた。

その-3 に 続く

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